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AOIEで太陽光発電+蓄電池システム(スマートPV)を設置

2023/04/22

昨今の電気料金の高騰と太陽光パネルや蓄電池への補助金が増えていることもあり、太陽光発電+蓄電池システムを家に導入することにしました。見積もりから工事の流れ、発電状況などまとめます。導入したのは長州産業の「スマートPV」というものです。

AOIEの営業が来たことがきっかけ

近所で太陽光発電の設置をしている家があり、その流れで業者が営業に来たのだと思います。妻がAOIEという会社から営業を受け検討を始めました。

太陽光の営業は、発電が見込める屋根の形状や向きを見て来るため、営業が来たということはある程度発電は見込めるようです。

最初は参考程度に見積もりを貰って先伸ばししていましたが、2023年2月から東京都の補助金が上がり、何十万か費用が下がること、また、パネルや蓄電池が値上がりする予定だが見積もり時の格でやってくれることが重なり元が十分取れると判断して決行しました。

最終的な見積もり

最終的な見積もりは以下のようになりました。値引きや助成金を入れて必要な金額は約150万円。

私の場合は屋根塗装が38万程かかっているため、純粋なパネルと蓄電池の工事であれば120万程度になると思います。

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どのぐらいで元がとれるか

過去1年の電気料金を計算すると13万円でした。そのため、年間の電気料金が0円になると想定すると、塗装量を除くと10年ぐらいで元が取れる計算になります。パネルは25年保証のため十分かなと。途中コンバータの交換が10年後ぐらいに発生すると思いますが、それでも元は取れると思います。

元が取れるのもありますが、災害時や停電時に電気を利用できるというのがメリットなため、そこも考慮すると導入しても良いかなとなりました。

屋根に穴をあけるので水漏れリスクとか、屋根が重くなるので耐震性が悪くなるというデメリットもあるようですが、そこまで気にする程ではなさそうです。

太陽高パネル「CS-335K41H」を16枚、5.36kWh出力

太陽光パネルは長州産業の高効率単結晶太陽電池モジュール。家庭用ではなく産業用のシリーズ。2023年4月に長州産業の公式サイトのカタログではこの型番はないため、古い型なのかとは思います。

公称最大出力 335W

モジュール変換効率 19.7%

家庭用としては4.5kWhが標準であるため、標準よりはやや出力大きめ。見積もりは68万。助成金が64万。

蓄電池「CB-P98M05A」、9.8kWh容量

こちらも長州産業の蓄電池。容量は9.8kWhで、4人世帯でも余裕のある容量となります。

見積もりは163万。助成金は147万。

屋根塗装工事

私の場合築年数が7年程度で、パネルを付けた後に屋根塗装が大変になるためパネルを付ける前に屋根塗装を一緒にお願いすることにしました。

一般的に屋根塗装は10年ごとに行いますので、ちょっと早いけど折角足場をつけるしいいかなと。標準的なシリコンの3度塗りで38万円程度でした。

工事の流れ

工事は以下の流れで行いました。工事の間は足場があり家の駐車場が使えないのが不便。 隣のアパートの駐車場を1か月ぐらい借りました。

3/24:足場組立
3/27:屋根塗装
3/28:電気設備設置
3/29:太陽光パネル設置
4/9:配線工事
4/15:足場撤去

完成後はこんな感じ。

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遠隔モニタリングサービス

配線工事が終わった後は発電を開始。オムロンの遠隔モニタリングサービスに登録してWebから発電や売電状況、バッテリーの蓄電残量などを確認できます。

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売電について

売電は太陽光を設置してから申請が必要なようで、2~3か月先になるようです。そのため、発電しているけど電気は売れないちょっともったいない期間。

4月の発電実績

遠隔モニタリングサービスから4月の発電実績をダウンロードしてグラフにしてみました。

蓄電は思ったより長持ちで、夕方ぐらいから使用し始め、朝まで利用しても75%ぐらいまでしか減らず結構持ちます。ただし、乾燥機を回したりすると一気に消費します。

翌日晴れていれば1~2時間ですぐに満充電になります。思ったよりオーバースペックだったかも・・・

曇りの日や雨の日は発電量は落ちますが、強い雨が降っている日でも発電は行っており、20%ぐらいは蓄電が増えていました。連日雨になると流石に蓄電が枯渇しそうです。

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スマートPVの仕組み

スマートPVの特定負荷というものを選択しましたが、日中は発電した電気をそのまま家全体で利用し、余ったものをどんどん蓄電します。蓄電が一杯になれば売電します。

夜は蓄電した電気を使うため、基本的に電力会社の電気はあまり使いません。蓄電がなくなった場合は足りない分の電気は今まで通り電力会社から供給されますので、特に停電にはならないです。

停電時は特定負荷モードになり、事前に決めた電気系統に蓄電池から電気を供給します。うちの場合はリビングの電気や冷蔵庫などの電気系統を選択したため、停電時もリビングで電気が使えるようにしました。冷蔵庫が腐るのが一番いやなので・・・

停電時に備えて蓄電容量が30%を切ると、それ以上は使わないようにデフォルトでは設定されています。この数字はWebから変更できます。