4/17に「IoTをはじめよう!US最新動向 :Pentaho+MongoDB」という無料セミナに行ってきたので、その時のメモ書きです。
登壇者
- 鈴木 逸平
北米在住のITビジネスコンサルタントらしいです。確かに日本語が独特。基本的には鈴木さんがIoTの動向について全体的に熱く語ってくれるセミナでした。話は結構面白かったです。 - 森本 好映
株式会社KSKアナリティクスの代表取締役さんです。Pentahoの紹介と事例紹介。 - 渡部 徹太郎
NRIのOpenStandiaの人らしいです。MongoDBについて解りやすく面白く話してくれました。東工大の計算工学卒業・・・確かにそんな感じのギークなキャラだった。 - 川崎 照夫
KSKの人。Pentahoのデモやってくれましたが、ちょっときごちなかった。
IoT動向メモ
- 歴史を見ると、ITの世界は集約と分散の行き来となっている
クラサバ(集約)⇒WEB(分散)⇒クラウド(集約)⇒IoT(分散)
確かに、他の人も同じこと言っていたような。 - Data is the next oil
IoTに関しては、今色々なデバイスが世の中に出回ってきていて、そこから多様なデータが集められている。その多様なデータを集約、加工してビジネスに繋げていけるかがキーとなる。特に医療、自動車、エネルギー業界が注目されている。 - 自動車業界では、車載OSが肝となる
GoogleやAppleが車載OSに参入してきているが、ここから色々なデータを集められる。誰がデータを集めるのかというところがキーとなる。(自動車メーカにしてみれば、そのデータをGoogleとかに握られたくないのでは?) - AWS、Googleクラウド、Microsoft Azureは既にIoTやそのデータ収集・解析まで考慮したスタックが用意されていている
これらのクラウドが用意している各スタックは名前はオープンそうでもオープンではないため、、ベンダロックをかけようとしているのでは?
これらのクラウドはすべてアメリカの会社(日本は出遅れている)。 - Bi-Modal IT
レガシーIT(確立された手法重視)と次世代IT(スピードと戦略重視)を切り離した組織づくりが必要。レガシーITの一部スタックを次世代ITに移行していくとかは難しい。
MongoDBメモ
- ドキュメント型のDBで、JSON形式で格納するため、任意のデータ構造を格納できる非構造型
つまり、IoTのような多様なデバイスから多様な構造のデータが集まる場合に、そのまま入れることができるため相性が良い - オンライン型のデータベース
RDBと同様にオンライン型のデータベース。HadoopやEDWはバッチ処理を前提としたオフラインデータベース。 - データがJSON形式のため直感的に見やすい
- 他のNoSQLに比べて学習コストが低い
- アプリでは、MongoDBから取得したデータは、そのままJSONオブジェクトとしてアクセスできるので、ORマッピングとかめんどくさい処理が必要ない
⇒生産性が高くなり、コード量は減る - トランザクションが無い
- データを挿入するときに、構造の間違えに気づきにくい
- 集計処理が部分的となる
- RDBには存在する参照制約や結合機能がない