redmineというプロジェクト管理ツールが色々と便利なので仕事とかプライベートで構築して使ってみました。その手順とかノウハウのメモです。
1. 動かすまでの手順
redmine3.0をCentOS7にインストールする手順は公式サイトでわかりやすく公開されています。
http://blog.redmine.jp/articles/3_0/installation_centos/
必要なRubyとかライブラリ類のインストール手順も含んでいるため、基本的にこれ通りにやればブラウザから閲覧できるようになります。(メモリは1GBぐらい必要です)
2. プラグインの導入
redmineのガントチャートはデフォルトだと日付が表示されず何かと不便なので、日付を表示してくれるgantt_with_dateというプラグインはあると便利です。
https://github.com/vividtone/redmine_gantt_with_date
上記githubからダウンロードした資材を/var/lib/redmine/plugins/に置き、Redmineを再起動します
$ ls /var/lib/redmine/plugins/ README redmine_gantt_with_date $ systemctl restart httpd
3. 画面から設定
あとはRedmineの管理画面から色々設定するぐらいです。
自分は最低限以下の項目を設定しました。
- 「全般⇒ホスト名とパス」を画面からアクセスするURLにする
- 「表示⇒日付の形式」をyyyy-mm-ddの形にしとく
- 「認証⇒RESTによるWebサービスを有効にする」のチェックを入れる
※これはRedmineのスマホアプリなどを使用する場合に必要となる - 「メール通知⇒送信元メールアドレス」でRedmineからメール通知するときの送信元アドレスを指定
4. ガントチャートのレイアウトやら印刷やら
Redmineを使って一番不憫を感じるのはガントチャートです。
- 項目名が途中で切れてしまう
- 担当者名が表示されない
- 印刷すると崩れる(エクスポートも同様)
といった活けてない所がちらほら。
ガントチャートの項目名が途中で途切れてしまうことへの対処法
項目列の横幅を伸ばしてくれるブックマークレットを作りました。
javascript:var add=80;var a=$(".issue-subject").css("width", (add + 266) + "px");var b=$(".issue-subject").css("z-index", "1");var c=$("table:eq(3) td:first").css("width", (add + 330) + "px");var d=$("table:eq(3) div:first").css("width", (add + 331) + "px");var e=$("table:eq(3) td:first div.gantt_hdr").css("width", (add + 330) + "px");
これをブックマークに登録してガントチャート画面でクリックするだけで横幅を伸ばしてくれます。(伸ばす量はadd=80のところを変えればOK)
※redmine3.0のガントチャートのHTMLに依存しているため、後続のバージョンでタグ構成が変わったら使えない可能性があります。
ガントチャートの担当者名が表示されないことへの対処
stgeneral/redmine-progressive-gantt-modsというプラグインを入れてみましたが、バージョンが合わないのかダメでした。
ので、スクリプトを直接修正(1行追加)。これで担当者が表示されるようになります。
$ vi /var/lib/redmine/lib/redmine/helpers/gantt.rb s << view.link_to_issue(issue).html_safe s << "[#{issue.assigned_to}]</strong>" ###この行を追加### view.content_tag(:span, s, :class => css_classes).html_safe
印刷すると崩れる(エクスポートも同様)
これはredmine上でどうにかするのは諦めて、chromen拡張機能のFireShotを入れてガントチャート画面をキャプチャしてPDF出力することで対処しました。
5. redmineをスマホから操作する
公式のAndroidアプリがあったので、それが使えます。
redmineサーバの「RESTによるWebサービスを有効にする」のチェックを入れておく必要があります。