接触確認アプリの種類と今後についての考察


コロナウィルスが世界中に拡大したことで感染者との接触を把握するため接触確認アプリが各国で開発されてきています。仕組みや各国の動向など気になったので調べてまとめてみました。

接触確認は大きくは2つのタイプがある

接触確認アプリにはプライバシーに配慮したbluetoothを利用したものと、位置情報を利用したものと大きく2つのタイプがあるようです。

1. 位置情報を利用したタイプ

位置情報を利用したタイプはGPSやWifiなどを利用して位置情報を記憶し、感染が発覚した場合は感染者が過去にどこを訪れたかがわかるようにするものです。

感染者が訪れた場所へのアクセスを避けることができますが、不正確な情報でその場所が風評被害にあってしまったり、プライバシーの観点でも課題が多いようです。

中国や韓国はクレジット・電子マネーや監視カメラの情報から人の動きを監視し感染者の移動経路を把握しています。韓国の「疾病管理本部」が公開している「コロナ感染者の移動ルート」やそれを利用した「コロナ・マップ」はニュースにもなり有名かと思います。

韓国のコロナ・マップ

2. bluetoothを利用したタイプ

bluetoothを利用したタイプはスマートフォンのbluetooth機能を利用して、数m以内に一定期間お互いのスマホが近付いたことを検知して誰と接触したかを記録していくものになります。

精度が良く位置情報や個人情報を保持しないため、プライバシー保護の懸念や風評被害が解消されます。

シンガポールのアプリ「TraceTogether」などがこのタイプの先陣になります。

また、5/21にgoogleとappleが共同でiPhoneとandroidで接触記録(コンタクト・トレーシング)用のAPIを公開しました。
日本政府はこれを使って6月中旬に接触記録用のアプリを日本で公開しようとしています。

このAPIは各国の公衆衛生機関のみが利用可能で1国1アプリ限定のようです。OSレベルでの仕組みとなるので消費電力が低かったり、各国で互換性が出るため今後主流になってくるかと思います。

bluetoothタイプの運用方法

今後bluetoothタイプが主流になると思われますので、googleとappleが公開しているAPIを利用したアプリの運用方法について記載します。

以下は、政府CIOポータルで公開されている、日本政府が開発中のgoogle/appleのAPIを利用した接触確認アプリの仕組みになります。

以下のような運用の流れとなります。

  1. アプリを入れた端末同士が一定距離以内に一定時間滞在するとお互いの識別子がスマホに登録されます。
  2. 陽性が確認された場合、自分でアプリに陽性となったことを入力します。
  3. 陽性者と一定期間内に接触した人に通知がされます。
  4. 通知を受けたものは、相談センターへ相談します。

まとめ

Googleとappleがbluetoothを利用したコンタクトトレーシング用のAPIを5月21日に公開したことで、これを使った各国の接触確認アプリが今後主流になってくると思われます。

ただし、接触確認アプリの効果が出てくるのは普及率が60%以上になってからと言われており、以下の理由ですぐにはそこまで普及はしないと思われますので、今後効果が出てくるのかについては疑問が残ります。

  • このAPIを使うにもOSのアップデートが必要(古いスマホでは使えないか)
  • bluetoothを常に使うため消費電力が上がってしまう
  • アプリのインストールやbluetoothをONにする必要があり、また、感染確認後に自分でアプリへ登録が必要で手間が多い

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です